帰り道、
いつもなら駅から家まで歩いて10分強、
ゲリラ豪雨で30分以上かかって帰った。
いろんな軒下を伝え歩いて、
それでも身動き出来ないぐらいの勢い、
水煙りの中、電子機器は濡れないように
鞄の奥底にしまい込んであるから、
ただ静かに待つしかなかった。
浄化の雨と言うより、
笑えないジョークの雨にも思えたが、
唯一嬉しい期待もあった。
野良のネコやスズメたちは、
きっと、渇きを脱してホッとしているだろうな(笑)
浄化の雨は、
ともすると、人間の願望、エゴ、
慈雨は、
生きとし生けるもの全てを、
遍く許す、ずぶ濡れの太陽みたいなものだ。
合掌