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ヒプノセンス~熱と工夫のヒプノセラピー(催眠療法)~

■ プロフィール

今西和彦

Author:今西和彦
1967年広島生まれ 
早稲田大学教育学部国語国文学科卒業
横浜市在住


◎米国催眠士協会
 認定ヒプノセラピスト
 (National Guild of Hypnotists)
◎米国催眠療法協会
 認定ヒプノセラピスト
 (American Board of Hypnotherapy)
◎米国アルケミー催眠協会
認定ソマティックヒーリング
上級コース修了
 (Alchemy Institute of Hypnosis)
◎日本ホリスティックアカデミー
前世療法プロコース修了
年齢退行療法プロコース修了
◎QE(クォンタムエントレインメント)ヒーリング
基礎&上級&ユーフィーリング& アート・オブ・スティルネスコース修了
◎量子波ヒーラー養成コース修了(導入&S1&S2)
◎整体師
◎レイキティーチャー

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ある修行者の話②
昨日とは別の修行者の話...

これもいつの頃だろう、
場所は、地中海辺りをイメージしてもらえばいい...

海に面して、無数の白い洞窟が見える。
その辺り特有の住まいで、
その一つから出て来た老人は、
巨漢をゆっくりと潮風と陽光にさらし、
手には、いつもの果実酒...
目の前に広がる島々を眺めていた。

彼は、ここにやって来るまで、町で歴史や哲学を教えていた。
しかし、考えるところあって町を離れ、この洞窟に独り移り住んだ。
家族はあったはずだが、詳細を知る者は誰もいなかった。

生活の糧は、請われて時折、島々に渡り、
家庭教師のようなことをして得ていた。
心配しなくても、
近所からは、黙って、果実酒もパンも魚も届けられた、
慕われ、尊敬されていたのだ...

従来の歴史や哲学に疑問を抱きながらも
それらを伝えていくことの使命を感じていた。
人知れずの葛藤の末、町や家族とも離れた、
教育者の前に、求道者、修行者であったのだ。

いつしか、果実酒を片手に、
一風変わった物語を話すようになっていた...
それをみんな秘かに楽しみにし
彼自身もようやく所を得たような感覚があった。

そんなある日、
いつものように魚を置いて帰ろうと立ち寄った者が
胸騒ぎを感じた...

入り口の隅に、彼がいつも手にしていたカップが転がっている...
声をかけ、奥に入っても、彼の姿はどこにもない...

近所の人と総出で捜したが、全く見つからず、
島に出かけた様子もなかった、
ましてや町に戻るなんて...

実のところ、
彼はその日いつもより酔いがまわり、
いつもは近づかない足元の悪い水際まで降りて行った。
年老いて、しかも巨漢の彼には命取りだった...

ゆっくりと、深く、海の底に落ちていきながらも
彼は笑っていた。
「この体は、流され、深い闇にのまれたとしても
 あの物語は、きっと語り継がれていくことだろう...
 それが、私の使命だった...」

彼を失った近所の人々は、
入り口の脇に置いてある、彼の愛用のカップを見る度に
いつも、彼と、彼の話した物語を思い出すのだ...


次回も別な修行者、それでおしまい(笑)
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