先日の『逢いたいときに、そこにいる』で紹介した
グリーフセラピー(悲嘆療法)に続く
目的別のヒプノセラピー(催眠療法)、
パーツセラピー(分身<副人格>療法)を紹介しよう。
考え方は馴染みやすいと思う。
普段から、
自分の直したい癖、習慣、
あるいは行動パターンなど...
自覚があるはず。
禁煙、禁酒、ダイエット、買い物癖、
恋愛・職場でのくり返すつらい人間関係...
そして、改善の試みも行ってきただろう。
しかしながら、
その結果はあなたのその表情を見ればわかる(笑)
顕在意識のレベルで、
理路整然とその問題に立ち向かっても
潜在意識の中に住まうその阻害要因には歯が立たない。
そこで、
催眠状態(潜在意識が優位な状態)となり
その阻害要因と思しき思考・信念を、
分身と見立てて
対話し、解決をはかっていく。
実際に行うと、なかなか手強い。
だからと言って強制排除のようなカタチはとらない。
阻害要因とは言うものの、
その分身が生まれ、育ち、役割を演じてきたのは
あくまでクライアント本人に良かれと思う、
その一念のみで、悪意など毛頭ないのだ。
だからこそ、ややこしいのだけどね。
そういうわけで、
その場には、対立する分身や調停役の分身などを
効果的に配置し、
何とかみんなの納得するおとしどころを見つけていく。
潜在意識レベルでのこの対話、解決方法の確認・承認は、
一定の癒しとともに暗示のパワーもある。
そして、それらのパワーが持続するように
しっかりとフォローするのでご安心を。
ボクの分身の話...
・「分離」から「本来の自分」への「統合」のプロセスを
良しとする西洋的分身
・そもそも「本来の自分」など観念であるからして
プロセスそのものを良しとしない東洋的分身
・上記二つを何とか調停しようとしている
エックハルト・トール、ガンガジ、セーラー・ボブなどの
西洋アドヴァイタ系みたいな分身
悩ましい分身たちよ...
Bruce Springsteen『I'm Going Down』
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