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ヒプノセンス~熱と工夫のヒプノセラピー(催眠療法)~

■ プロフィール

今西和彦

Author:今西和彦
1967年広島生まれ 
早稲田大学教育学部国語国文学科卒業
横浜市在住


◎米国催眠士協会
 認定ヒプノセラピスト
 (National Guild of Hypnotists)
◎米国催眠療法協会
 認定ヒプノセラピスト
 (American Board of Hypnotherapy)
◎米国アルケミー催眠協会
認定ソマティックヒーリング
上級コース修了
 (Alchemy Institute of Hypnosis)
◎日本ホリスティックアカデミー
前世療法プロコース修了
年齢退行療法プロコース修了
◎QE(クォンタムエントレインメント)ヒーリング
基礎&上級&ユーフィーリング& アート・オブ・スティルネスコース修了
◎量子波ヒーラー養成コース修了(導入&S1&S2)
◎整体師
◎レイキティーチャー

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スキルの向こうに横たわるもの
大学に入って2度目の夏休みだったか、
高校、浪人の時期の広島の友人が
東京に遊びに来るということで、

少し驚かしてやろうと、
迎えに行く当日、
ちょっと早起きして新宿駅に向かい、
目に入ったヘアサロンに飛び込んだ。

「髪の毛、坊主にしてください。」

ヘアサロンには似つかわしくないオーダーに

「本当にいいんですか?」

「お願いします。」

これですべてのやり取りは終わり、
ものの十分後には、
ボクはすっかりにわか坊主になっていた。

迎えの時間もあるし、
サロンにも居づらい雰囲気が漂い始めたところだったから、
早々にお店を出たものの、
やはりちょっと恥ずかしくなって
最寄りのデパートの帽子売り場で、
味も素っ気もない、よれよれの帽子を買った。

友人がどんなリアクションをするか
いろいろ想像しながら、
待ち合わせ場所に向かい、
その時間を待った。

一年半ぶりぐらいだったが、
雑踏の中でも、
お互いすぐに顔を判別できた。

ボクは、帽子は被ったままだったけど、
「どうだ!」といわんばかりに歩み寄った。

彼は一瞬、頭部を一瞥したものの
すぐにいつもの調子で小突き合い、
結局お互い気恥かしさを残しながら
今日の予定を確認することになった。

がっかりしたと言うより、
ボクは彼のそういうところが好きだったのかもしれない。

普段からボクなどより余程社交的で、
ズバズバと言いたいことを言ってるようだけど、
二人で話してる時などは、
意外に黙って話を聴いてくれるようなところがあった。

彼なりに、この一年半のお互いの空白を
髪型の変化だけで語ることを避けたのか、
あるいはボクへの、
何がしかの忖度、気づかいがあったのかもしれない。

ボクは何か試そうとしたような、
そんな自分が少し恥ずかしくなった。

コミュニケーションスキルから言えば、
そんな忖度など必要なく、
もっとお互いオープンになれば良いのかもしれない。
でも、ボクは、そんな彼の態度に、
スキル以上に大事な何かを感じる。

彼をボクの下宿先に連れて行き
大家さんにも挨拶に行った。

坊主頭に一番反応したのは、
大家さんの奥さんと飼い犬のチビちゃんだった。
チビちゃんはくるくる回って、
どこかに飛んで行きそうだった。

彼とは20年以上も会ってないし、
こんな話はもうとっくに忘れてるだろうが、

もし今ボクが

「ヒプノセラピーやってるんだよ。」

って言ったとしても、

彼なら、

「ふーん、そうなんだ。
 それで、今日何食べる?」

って、いつもの調子で

今のボクと歩きだすだろう。
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